【大会 後編】第12回いわて銀河100キロチャレンジマラソン(2016.6.12初夏)

2016.6.12いわて銀河100キロチャレンジマラソンの大会記録後編です。

前編は↓こちらです。
なめとこラインは15キロ続く長い上り坂です。大会スタート時点は曇り空でしたが、晴れになってしまった。
気温がぐんぐん上がる。30°C超えてきた。
40キロ地点で、見慣れた風景に。これまで、レースで3回リタイヤ経験があるわたし(ガーラ湯沢のトレランで2回、飛騨高山ウルトラマラソンで1回)、リタイヤする結果になる大会では、こういう前方に人がいない光景になります。
かぶり水で濡れたシューズで足の裏が痛い。皮が破れてるかな?血豆かな?レース後に分かったが水ぶくれが八つ。靴擦れがやけどみたいになったのかな。シューズの濡れには気をつけましょう。
上り坂は歩き、下り坂はタイムを意識して小走りで。
岩手のやまは、六月だというのに、ウグイスとヒグラシが鳴きまくってました。私には、ヒグラシは夏の終わりのイメージでしたが、岩手県では違うんだなと。
「豊沢ダム」を通過。日陰が恋しい。
どうすればいいんだろう?日陰は走りやすいから走り、日なたは体力温存で歩くのか?それとも、日陰にいる時間を増やすべく、日なたを走って日陰を歩くか?
日陰で座り込む人ちらほら。
30°C超えてから、汗が止まらなくなって、そして今度は汗が止まった。やばし。
山道に入り、人を追い抜くことはなくなり、どんどん追い抜かれます。
50キロ地点に。半分の距離まで来ました。52キロ地点から57キロまでが、このレース一番の難所200メートルの標高差を登ります。
66.5キロ地点を9時間40分で通過しなきゃならない関門突破難しい。
55キロ地点はトンネル内にありました。トンネル内は涼しくて走りやすい。
トンネルの先にまたトンネル。トンネルが続きます。
最後のトンネルが長かった。
長〜いトンネルを抜けるとバスがきてました。「やすらぎ号」です。ここにて、リタイヤ決定。
途中、山道を励ましあって進んだ他のランナーと一緒に収容されました。バスの中で気を失う。
ゴールの「雫石総合運動公園」まで、やすらぎ号できました。途中、まだ走っているランナーとバスですれ違うのですが、罪悪感とたたかう。

雫石では、完走証はもらえないけど、認定証てのをいただきました。こういうの嬉しい。無念だけど、一生大事にする。
プールがあって、氷水。みんなで足を突っ込む。気持ちいい。
身体が動かない。雫石総合運動公園から盛岡駅行きのシャトルバスが出ています。バスの発車まで芝生の上で再び気を失う。
いわて銀河マラソンは、岩手県の魅力たっぷり。これまでもあちこちラン旅行してるけど、人柄といいますか、県民性なのか、運営者、エイドステーションのスタッフ、一緒に走って声交わしたランナー、ホテルの人、みんな温かかった。
いわて銀河100キロは無理だとしても、また別の大会で岩手県を訪れたいなと思います。盛岡の観光は、足に水ぶくれがない状態の次の機会にとっておいて次回へ持ち越す。

走る風景

風景が走る。季節が走る。 (おすすめのマラソン大会、マラソンコースの紹介と体験レポートなどを写真とともに綴っていきます。)

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